ippo: 2008年7月アーカイブ



花粉症の対策:漢方

花粉症になる時期というのはだいたい分かっていますので、あらかじめ分かっている以上、その時期を前にして何らかの対策は出来ないものなのでしょうか。

どんな病気でもそうですが、実際になってしまってからの治療は大変でもそうならないための予防は比較的簡単なことで実践できます。ここでは花粉症の予防法を考えてみましょう。

まず考えて頂きたいのですが、これだけ花粉症が現代病と言われるようになっても花粉症に悩んでいる人は10人に1人です。これらの人だけ花粉がたくさん飛んでいるところに住んでいるというわけではありません。どの人も同じような状況に居ながら、花粉症を発症する人とそうでない人が居るのです。花粉症の予防にはそうやって発症しない人にヒントがありそうです。
花粉症を予防する方法は2つです。ひとつは花粉そのものが体内に入らないようにする、もうひとつはたとえ花粉が侵入しても花粉症にならない体を作る。この2つしかありません。花粉そのものが体内に入らないようにするには色々な方法がありますが、これについて別の項でお話いたします。ここでは花粉が体内に入っても花粉症にならない方法を考えましょう。
花粉症になるかならないかは体質と生活習慣が大きく関係しています。生まれながらにしても体質はある程度までしか変えようがありませんが、生活習慣は変えることが出来ます。それには食生活、生活スタイル、疲れやストレスの軽減...このあたりが生活習慣を決める大きな要素です。それでは順に見てみましょう。
まずは食生活。栄養バランスの良い食生活を送るに越したことはありません。これは花粉症だけでなくあらゆる病気に対しても有効な予防法です。その中でもポリフェノールという物質は花粉症予防に効果があるとして注目されています。ポリフェノールは最近よく耳にする健康成分なのでご存知の方も多いかと思います。ポリフェノールには体内で出来てしまい花粉症の引き金にもなる活性酸素を除去する働きがあります。
次に生活スタイル。規則正しい生活をしましょう、というのもあらゆる病気に対して同じことが言えます。規則正しい生活は体の免疫力を高めるので、花粉に対しての抵抗力もアップします。
そして最後に疲れやストレス。これが実は一番重要で、これまで花粉症と縁の無かった人が突然花粉症になる原因として非常に深い関わりがあります。疲れをためることによって副交感神経が緊張し、ヒスタミンが分泌されやすくなります。これが花粉症の引き金となるので、花粉が飛来している時期のストレスや疲れすぎには注意が必要です。

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